ウーヴェ・コミシュケ
1961 年ノルトライン・ヴェストファーレン州シュヴェルムに生まれる。音楽の専門教育 を受けた後、弱冠 18 歳でゲルゼンキルヒェン市立交響楽団首席奏者となる。1983 年に、巨匠セルジュ・チェリビダッケが率いたミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団に 首席奏者として移籍。
ソリストとして、国内外における数多くのコンサートのみならず、種々の CD の企画、 制作を行い、またハンス・シュタットルマイア、ペーター・ミヒャエル・ハメルなどの作曲 家から作品の献呈を受けるなど、活動は多岐に渡る。国際音楽祭ではユーリ・バシュ メット、エドゥアルト・ブルンナー、ヴァシリー・ロバノフなど著名なソリストと多数の共演 を果たす。
ソリストとしてのオーケストラとの共演も多く、ミュンヘン室内合奏団、シュトゥットガルト 室内合奏団、ブランデンブルグ交響楽団、ヴッパータール交響楽団、ゲルゼンキルヒ ェン市立交響楽団、東京交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、オーケストラ アンサンブル金沢、フランドル放送管弦楽団(ブリュッセル)、モスクワ・ソロイスツ等、 枚挙に暇がない。
チェリビダッケ/ミュンヘンフィルとの共演による J.ハイドン作曲、トランペット協奏曲変 ホ長調の録音はセンセーションを巻き起こした。
また、J.S.バッハ作曲ブランデンブルク協奏曲の公演、録音は、楽器演奏者としても 音楽家としても一流であることを示すのに余りあるものである。
演奏家としての活動以外に、自らの名を冠した楽器の開発に携わり、EMR, Musikverlag Corpete より練習曲、編曲譜等の楽譜の出版も行っている。
1997年よりワイマール・フランツ・リスト音楽大学トランペット科教授と して教鞭を執っている。